アレンデール王国(Kingdom of Arendelle)の王女エルサとその妹アナを中心に物語が展開するディズニー映画『アナと雪の女王』。
その舞台はアレンデール(Arendelle)という架空の地です。
アレンデール(Arendelle)は実在しませんが、映画に登場するフィヨルドの景観は主に、ノルウェー第二の都市・ベルゲン一帯に広がるフィヨルドがインスピレーション源です。
映画に登場する建物、例えばアナとエルサの住むアレンデール城(Arendelle Castle)等も、ノルウェーの建築物がデザインのモデルとなっています。
NHKのドキュメンタリーでも放送されていましたが、ノルウェーはまさに、”アナ雪の故郷”なのです。
映画に登場する街並み
フロイエン(Fløyen)の山頂にある展望台から見渡したベルゲンの街。
アナ雪の映画に出てくるような街並みです。
高い場所から見下ろすと、入り組んだフィヨルド地形がよく分かりますね。
アレンデール城(Arendelle Castle)
アレンデールの王家が暮らすアレンデール城(Arendelle Castle)。
アナとエルサが幼少の頃から住んでいるこのお城は、ノルウェーの首都オスロにある古城のアーケシュフース城(Akershus Fortress)や、ノルウェーに残存するスターヴ教会がインスピレーション源とされています。
城内に複数の建築物が連なり構成されているアレンデール城ですが、その様子はオスロのアーケシュフース城に類似しています。
オスロの公式観光情報サイトVisitOsloにてアーケシュフース城の全体像を見ることが出来ます:
『アナと雪の女王』では、城内にあるアレンデール教会(Arendelle chapel)にてエルサの戴冠式が行われましたが、この教会はノルウェーのスターヴ教会からインスピレーションを受けてデザインされました。
スターヴ教会は木造で、中世の時代にはヨーロッパ北部に多数建築されました。
現在では約30のスターヴ教会が残っているのみで、その多くはノルウェーにあります。
アレンデールのフィヨルド
『アナと雪の女王』の物語が繰り広げられるのはフィヨルドのある特徴的な土地。
ノルウェー第二の都市・ベルゲン一帯に広がるフィヨルドからインスピレーションを受けたとされています。
写真は昨年夏にフィヨルドツアーで訪れた際に撮影したベルゲン周辺のフィヨルドです。
南ノルウェーにある都市アーレンダール(Arendal)
アレンデール(Arendelle)という地名はノルウェー南東部に位置するアーレンダール(Arendal)という都市の名前に由来しています。
ノルウェーはまさに、アナ雪にインスピレーションを与えた国なのですね。
オスロ・ビグドイ地区にあるノルウェー民俗博物館で見ることが出来るスターヴ教会について:
https://norskfolkemuseum.no/en/the-stave-church
アーレンダール(Arendal)について/ 南ノルウェー観光局サイトより:
Fjord Tours:
https://www.fjordtours.com/inspiration/articles/frozen-inspiration-towns-norway/